3/20のまちの保健室(どうして人は対立するのか)

人と人との関係において、「対立」は避けられないものです。家族の中でも、職場の中でも、価値観の違いがぶつかることで衝突が生じます。その根底には、相手に対する「期待」があります。本日のまちの保健室で話題に出たケースを通して対立の原因を考え、どのように向き合うべきかを書き留めてみます。

 

1. 夫婦間の対立:分かり合えないすれ違い

 

夫が仕事で疲れて帰宅し、静かに過ごしたいと思っている。一方、妻は一日中家事や育児に追われ、夫と話をしたいと思っている。夫は「黙って休ませてほしい」と思い、妻は「話を聞いてほしい」と思う。お互いに「相手が自分の思いを理解してくれるはず」という期待があるため、それが裏切られると不満が生じ、口論へと発展します。

 

2. 上司と部下の対立:組織内のコミュニケーションギャップ

 

上司は「自分の指示通りに動くのが当然」と考え、部下は「なぜもっと自分の意見を尊重してくれないのか」と不満を抱く。このギャップは、どちらも「相手が分かってくれるはず」という期待から生まれます。例えば、上司が「もっと自主的に動け」と言ったにもかかわらず、部下が具体的な指示を求めた場合、「自分で考えろ」と冷たく返してしまうことがあります。部下は「意見を求められたのに、結局は上司のやり方に従うしかない」と感じ、対立が生まれます。

 

3. 父と息子の対立:家族と組織のはざまで

 

父親が会社の経営者であり、息子がその会社で働いている場合、親子関係と上下関係が混在することで対立が起こります。父親は「家族なのだから、会社のことを最優先に考えてほしい」と期待し、息子は「一社員としての意見を尊重してほしい」と願います。しかし、父親は息子を「子ども」として扱いがちであり、息子は「大人として認めてほしい」と考えているため、互いの期待がすれ違い、衝突が生じます。

 

まとめ. 期待が生む対立と、その回避方法

 

どのケースにも共通するのは、「相手が自分の価値観を理解してくれるはず」という期待が裏切られたときに対立が起こることです。それぞれの立場には、それぞれの正義があり、どちらも間違っているわけではありません。しかし、その「正義」と「正義」がぶつかることで、対話が感情的な争いに発展してしまいます。

 

では、どうすればよいのでしょうか?

 

まず、自分が「期待しすぎていないか」を振り返ること。そして、相手の立場に立って考えることが大切です。自分と異なる価値観があることを認めることで、衝突は和らぎます。

 

なにより「まちの保健室」で自分の価値観をアップデートしてみるのも一つの方法です。日常の対立に悩んでいるなら、一度足を運んでみるのもいいかもしれません。新しい視点を得ることで、あなたの人間関係がより豊かになるかもしれません。

 

いつでもあなたをお待ちしております♪