4/12のまちの保健室(リフレーミング)

物事の捉え方を変え別の枠組みで捉え直すことを、リフレーミングと言います。

 

短所や欠点として見えていることも、リフレーミングすることで、長所や利点として捉えられるという思考方法です。

 

今日のまちの保健室で、同居している高齢の母へ食事を作ることに関して、身内からあまり良く思われていないという話がありました。

 

理由は、母に何でも手を貸すことで、本来の母の自立心を奪ってしまっているという解釈のようでした。

 

良かれと思ってしていた食事作りを、身内から否定されたことは、ショックも大きかったと思います。

 

母の介護度が高かった時に、この習慣がルーティーンになったそうですが、現在は介護度が引くくなっているそうです。

 

介護度が下がったのは、もしかしたら食事をしっかり摂取した成果だったのかも知れません。

 

そもそも、食事を提供するに至るプロセスを知らないで、切り取った部分で評価されることは、誰でも納得のいくものっではないと思います。

 

まずは、相手を理解することから、物事を判断するといった人間力を持ちたいものです。

 

さて、話を戻しましょう。

 

食事を作る=自立心を奪う

 

こんな理屈で、食事を作っている訳ではないのですが、身内からネガティブ発言があると、気持ちの良いものではありません。

 

では、食事を作ることをやめることが、解決することになるのでしょうか?

 

そうは思えませんよね。

 

ここでリフレーミングを使ったアプローチをしてみました。

 

本来の食事提供は、介護度が高くなった時の「介護・介助」の意味合いでした。

 

しかし現在は介護度が下がったので、食事提供の意味合いを「親孝行」をしているのだと、捉え方を変換しました。

 

毎日のルーティーンは、見た目には変わりませんが、自分の気持ちを変換することで、少しでもストレスから解放できればと思います。

 

「他人と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ」

 

こんな勉強が、今日のまちの保健室で出来ました。

 

ありがとうございました。