あなたは、相手に言いにくいことを、どのように対処していますか?
1. 言わないでとにかく我慢する
2. 直接伝える
3. 遠回しに言ってみる
1の場合、自分にストレスがかかってきますね。
2の場合は、相手に理解してもらえれば良いですが、その後の関係を崩す可能性も出てきます。
3は、相手が自分事として捉えてくれるといいですが、そうとは限りません。。
今日のまちの保健室で、言いにくいことをどの様に対応したら良いかの話題が出ました。
言いにくいことって職場だったり友人だったり先輩後輩だったり、人間関係で出てきますよね。
この話題で、私がお話したことをお伝えしたいと思います。
相手と上手くコミュニケーションをとるための方法に、行動科学から生まれたPNP法があります。
別名、サンドイッチ法とも呼ばれたりもします。
PNPのPは、「positive(ポジティブ)」、Nは「negative(ネガティブ)」、そして最後のPも「positive(ポジティブ)」を表します。
まず「良い点をほめる」、次に「悪い点を指摘する」、最後に「良い点をほめる」という伝え方です。
「言いにくい事実」を伝える時の、相手のショックを和らげ、納得してもらえるコミュニケーションスキルです。
何より、相手との関係性を壊さない効果があります。
例えば、あなたがギターを習っている生徒さんだと仮定しましょう。
レッスンのときに、課題曲が思ったように弾けなかったとき先生から「できてないね、それじゃダメだなぁ、」といきなり言われたら凹みますよね。
仮に私がそのギターの先生だったら、
「流れとしてはイイ感じでしたよ」(ポジティブ)
「ここが不安定だったので、こうしたらもっとよくなりますよ」(ネガティブ)
「この調子でやっていけば、大丈夫ですよ」(ポジティブ)
このように言われれば、いきなり凹むことはないと思います。
これが、PNP法のテクニックです。
この話題をしてくれたご本人は、とてもステキな事に気付かれていました。
初めに、言いにくいこと(相手の出来ていないこと)を書類に書き出したそうです。
時間を置いてその書類を見たとき、その書類を見た人の気持ちも考えてみたそうです。
確かに、ネガティブな項目が羅列してあると、書類を見る側も気分が良くないですよね。
書類を提出するご本人も、あまり気分の良いものではないと思います。
そこで、今度は相手の良い所(出来ているところ)を、書き出したそうです。
その結果、例えで言うならば、集中する能力は優れているが、周りが見えなくなることがある…のように書類をまとめてみたそうです。
イイですね!すごいですね!サスガですね!
あとは最後をpositive(ポジティブ)で締めれば、花丸です!!!
言いにくいことが出てきたら、PNP法を使ってみてくださいね。
さて、
今年のまちの保健室は、本日が最終開催でした。
今日が、2度目の参加となった仲間が遊びに来てくれました。
とても嬉しかったですし、今日参加頂いた他の仲間がみんな温かく2度目さんを迎えてくれたことに、喜びを感じていました。
きっと2度目さんも、「まち保」に安心感を持って頂けたのではないでしょうか。
終わりよければ、全て良し♪
みんなで作る「まちの保健室」、来年も、どうぞよろしくお願い致します。
それでは、良い年をお迎えくださいね☆
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