7/5のまちの保健室(目標を失ったときの対処法)

資格や技能を身に付けるためにスクールに通い、全ての過程を修了したら一気に目標を失ってしまった。

 

悪戦苦闘した子育てもひと段落したら、次に何をしたら良いのか目標を失ってしまった。

 

親の介護で苦労しながらの日々が終わった途端に、どう生きていけば良いのかわからなくなってしまった。

 

このような経験をされた方も、いらっしゃるかと思います。

 

人は熱量の高い期間は、集中力や持続力があり、交感神経優位で時間を過ごしています。

 

そしてゴールを迎えることで、達成感や喜びという報酬を受け取ります。

 

しかしゴールを迎えたことでの満足な気分が味わえない時があります。

 

その原因は、交感神経が優位な状態が次の報酬を無意識に求めていることで起こります。

 

この原理をうまく活用しているのが、ゲームになります。

 

1stステージをクリアすると、達成感は味わえますが、すぐに2ndステージが用意されているので、熱量が維持されたままの状態です。

 

日常生活では、常に熱量の高いイベントが次から次へと用意されているわけではありません。

 

従って、熱量の高いイベントが終わり、次のイベントが見つからないと不安になってきます。

 

この状態を、「目標を失ってしまった」と表現することが多いのではないでしょうか。

 

今日のまちの保健室では、何か目標を見つけないと…というお話がありました。

 

さて、「目標」と「目的」の違いはわかりますか?

 

書いて字のごとく、目印の標(しるべ)と目印の的(まと)で説明すると理解しやすいかと思います。

 

標(しるべ)とは、道の案内をすることですね。

さあ、ティッシュを丸めてみましょう。

 

的(まと)とは、標的のこです。

ここで、標と的が一緒になりました!

では、その標的をゴミ箱としましょう。

 

先ほど丸めたティッシュを、ゴミ箱めがけて1m離れたところから投げてみてください。

 

どうですか、うまくゴミ箱に丸めたティッシュが入りましたか?

 

この場合、丸めたティッシュがゴミ箱へ入るまでの1mの軌道が目標になります。

 

そして、ティッシュを入れる標的となったゴミ箱が、目的になります。

 

1mの目標が簡単にクリアできたら今度は2mに挑戦です。

2mがクリアできたら3m…、4m、5m,,,,,,,,,,,,。

 

目標は、変わっていくものです。

 

しかし、標的となるゴミ箱は変えてはなりません。

目的は変わるものではないです。

 

お話を戻しましょう。

 

目的があるから、目標が必要なのです。

 

目標が見つからない、見失った、わからなくなったら、まずは、あなたの生きる目的を意識に挙げてみましょう。

 

もしかしたら、あなたの人生の目的だと思っていたものは、実は目標だった可能性もあり得ます。

 

ひとりでは人生の目的が意識に出てこないという方は、ぜひ、まちの保健室に遊びに来てください。

 

あなたの人生の目的を持ち帰ることができるかも知れませんよ。

 

いつでもお待ちしております♪