3/10のまちの保健室(記憶)

東日本大震災から10年。

 

本日参加いただいたお仲間に、10年前の3月11日の事で覚えていることがあったら、教えてくださいと、尋ねてみました。

 

職場の仲間とスクラムを組むようにして身を守り、大きな揺れに耐えながらとても怖かったことを思い出します。

 

子どもの学校の行事に参加していた時に地震が起こり、電車が止まり帰宅できない生徒に、その行事のために作った豚汁を振舞いました。

 

地震は職場にいた時で、その後、停電などの二次被害が各地で発生していましたが、幸いにして私はインフラの被害を免れました。

 

その他、人それぞれに当時の記憶を、お話していただきました。

 

10年のピンポイントの日の出来事を覚えているということは、とても強烈に記憶されているんですね。

 

昨晩、何を食べたのか忘れてしまうのに、10年前の3.11は、覚えている!

 

人それぞれに、3.11から学べたことも、たくさんあるのだと思います。

 

あなたは、10年前の3.11は、どのような記憶をお持ちですか?

 

当時は、「絆」というキーワードが、私たちの心を強くしてくれました。

 

破壊や強奪といった心に闇を持つ行動もなく、みんなが助け合いました。

 

国が強制的なロックダウンをかけずに、新型コロナウイルスの陽性者数が世界各国より圧倒的に少ないことも、3.11の「絆」が活かされているようにも感じます。

 

さて、私たちの思い出には、楽しい思い出もあれば、辛い思い出もあります。

 

人それぞれに苦労した人もいれば、ラッキーな人もいることでしょう。

 

記憶の6:3:1を、ご存じでしょうか?

 

様々な経験、世代の人を調べてみた結果、どの人も、楽しい思い出が6割、中間的な思い出が3割、辛い思い出が1割だったそうです。

 

人は自分の経験を心の中で整理し、どの人も6割の楽しい思い出を作っているようです。

 

辛い記憶しかないというあなたは、1割の辛い記憶にこだわっているのかも知れません。

 

記憶とは、そういうものだと思うと、少しは楽に生きていけるかも知れませんよ。

 

楽しいすばらしい思い出を作るためには、普段から心を整え、感受性を豊かにしておくことが大切なのかも知れません。

 

そのためには、ぜひ「まちの保健室」であなたのお話を聴かせてください。

 

新型コロナウイルス感染症対策で、人数制限とエントリー制という規制をして開催していますが、一年前の学校が休校になり、各施設の利用が出来なくなったことを考えれば、この時期のことも、きっと良い思い出になることでしょう。