自分に起こった不幸に目を向けてばかりいると、どうして自分だけがこんな思いをするのかと、落ち込みます。
落ち込むことは、誰にでも経験があると思います。
そして、落ち込みから立ち直るには、早い人もいれば、なかなか立ち直れない人もいます。
立ち直る力を、レジリエンスと言います。
レジリエンスは、心理学では「心の弾力性」と表現します。
立ち直りの早い人の共通点のひとつに、「きづき」が関わっているのではないかと思います。
家で急に怒鳴るパートナーにビクビクする時間は、とても辛いと思います。
そして、パートナーは、怒鳴る人だと思い込んでしまいます。
しかし、怒鳴るというのは個性ではなく、怒鳴るまでのプロセスがあり、怒鳴る原因は仕事での不満や外での人間関係にあることに「きづき」、パートナーの見方が変わりました。
持病があり、夜中に目が覚めるほどのその痛みは、将来の自分の生き方にとても不安を落とすことでしょう。
生きていること自体を、自分自身で否定したくなる時もあったそうです。
しかし、持病を治すことから、持病と付き合っていくという「きづき」があったことで、主治医への感謝が湧いてきました。
この二例の共通点は、「きづき」があったことで、気持ちが前向きになっていることです。
コロナ禍での自粛生活が続く中、母親と二人の静か生活は、今を大切に暮らす生き方だと「きづき」、負の問題はたくさん抱えているけれど、今が幸せだと感じることができると、お話してくれた仲間もいました。
「きづき」は、人をとても成長させる「クスリ」なのかも知れませんね。
でもでも、クスリを逆から読むと‘リスク’です。
クスリを飲みすぎると、キケンだという事かも知れません。
きづきは、逆から読んでも‘きづき’です。
だから、たくさんの‘きづき’は、人生を前向きにすることに繋がるのではないでしょうか?
では、どうしたら「きづき」を得られるのか…。
ひとりで気づくことは、ちょっと大変かもしれません。
今日のまちの保健室でも話題に出た、「人と話す」ことかも知れません。
今、巷で流行っているClubhouseも、「きづき」を生み出すかも知れませんが、もっと手軽に「きづき」が欲しい人は、まちの保健室にいらしてみてください。
お待ちしております(^_-)-☆
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