人生には、誰にでも楽しいことや苦しいことがあるものです。
楽しかったことは気軽に話せるのに、苦しかったことや辛かったことは、なかなか人に話すことはないと思います。
例えば…
小学校の頃イジメにあっていたとか
親から虐待を受けていたとか
うつ病になった経験があるとか
離婚を経験したことがあるとか
このような話を語る場所や機会はあまりないと思われますので、ずっと自分の心の宝物にしている人って、結構たくさんいらっしゃいます。
その宝物を所有することで、生き辛さを感じていなければ、持ち続けていていれば良いでしょう。
でも大概の人はその宝物をトラウマ(精神的外傷)として所有するので、生き辛さを背負ってしまうのではないかと思います。
さて、過去の壮絶な体験を乗り越えた人の共通点として、人の痛みを理解できるとか包容力があるとか、物事に過剰に期待しないなどあります。
逆に乗り越えられていない人は、自分自身を責めてしまい自分を大切に出来ずに苦しんでいる場合が多いのではないかと思います。
どうしてなのでしょうか?
それはきっと過去の体験から
イジメにあった私は弱い人間だ
親の支配下にいたことで自分で選択することが出来ない人間になった
うつ病になった自分が情けない
離婚したことで人生を踏み外してしまった
この思考で時間が止まってしまうと、常に「そんな自分には価値がない…」と自分を無意識に責めてしまうのです。
過去の辛い体験や出来事を語れるようになるには時間がかかると思います。
それは自分なりに自分と向き合い、ひとつづつ清算していく(思い込みを変えていく)作業が必要だからです。
イジメにあった私は弱い人間だ
でも、イジメられる側の気持ちがわかる
よし!その子たちのために自分ができることは何かないかな!
親の支配下にいたことで自分で選択することが出来ない人間になった
でも、親の言うことを選択していたのは自分自身だったかも
あっ!選択は私自身ができることなんだ!
うつ病になった自分が情けない
でも、これは特別なことではなくて誰にでも起きえることなんだ
だったら!私の経験を同じ悩みの人たちに生かすことが出来ないかな!
離婚をしたことでもう普通の人生を歩むことは諦めよう
でも、普通の人生ってどんな人生かな
有り難い人生を歩む!と思えば難は決して負の経験ではないかも!
このように起きた出来事を変換する作業ができると、人は過去の辛い体験をスラスラとあっさりと語ることがきるようになります。
その時、何が起こっているかというと「自己愛」が生まれているのです。
今日のまちの保健室は、連休中の出来事をはじめ、世界リレーのチケット争奪戦やEV車の性能の凄さや美容師さんとの会話など、令和最初の開催にふさわしく、色々な話で盛り上がりました。
その中で、自分を好きになる方法ってどうすれば良いですか~!?と言う問いが投げかけられました。
そのひとつの方法が、大切に持っている「宝物(トラウマ)」を手放していくことかも知れません。
問いを投げてくれた仲間が、辛かった経験をお話くださるたびに流した涙は、きっとその宝物を浄化させてくれたと思います。
そして、「自己愛」が自分を好きになることに繋がっていくことでしょう♪
令和初開催に参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
☆感謝☆
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michi (木曜日, 09 5月 2019 06:56)
つらい過去の経験の宝物が何年も何十年も自分を苦しめます。
ずっとずっと自分を責めて、我慢してストレスを抱えこんでしまうと身体に不調がおきてしまいます。
そんな経験をした私だから、すごくわかります。
次回は参加させていただきます�
こころをつなぐ平塚 (木曜日, 09 5月 2019 07:32)
michiさんへ
コメントありがとうございました。
どんな経験も、無駄なことはありませんよね。
次回、お待ちしてますね!
かずみー (木曜日, 09 5月 2019 14:59)
ブログ拝見しました。苦しかったこと、辛かったこと思い出すとその時のこと、過去が鮮明によみがえってしまい恐くなりますが、自分自身と向き合ったり、勇気を持って人にこんな過去がありましたと伝えることによってトラウマが浄化されると思います。トラウマを手放す作業はとても大事だとおもいました。私はイジメもうけました。親からの虐待じみたことも受けています。うつも持ち合わせてます。痴漢にもあいました。まちの保健室で、嫌な過去、現在を吐きださせていただき楽になっています。長文になりましたが、みなさんいつも話しを聞いて下さりありがとうございます。まちの保健室という温かい場所を提供して下さる宇野さんに、この場をお借りして感謝申し上げます。
こころをつなぐ平塚 (木曜日, 09 5月 2019 17:31)
かずみーさんへ
コメントありがとうございました。
話を聴いてくれる仲間がいる、わかってくれる人がいるだけで、安心することが出来ますよね。みなさんが「まちの保健室」に集まってくれるから、色々な学びが生まれるのだと思っています。参加いただけるみなさんに感謝!コメントをいただける方々にも感謝!
あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す(^^)/