自分の気持ちと相手(会社)の思いがうまくかみ合わないことで、悩んだお話がありました。
会社を辞めることまで、お考えになられたようでした。
みなさんも、少なからず同じような経験はあるのではないでしょうか?
その方は、悩みを吐き出し、聴いてくれる仲間が居たことが、その悩みを解決してくれるきっかけになったそうです。
辛い事を吐き出すことで、幸せな気持ちを得ることができたのです。
そして、
こんなに私を想ってくれる会社は、他にはないよなぁ…
私の都合を最優先してくれる職場なんて、めったにないよなぁ…
こんな感情が、湧いてきたそうです。
この感情が、「私はここで仕事を続けよう!」に繋がりました。
この心の状態を、専門用語で「自己効力感」と言います。
できるという感覚は一般的には「自信」という言葉で私たちは使っていますが、心理学の世界では「自己効力感(self-efficacy)」という言葉で表現されます。
この自己効力感という言葉は、バンデューラ(Albert Bandura)というカナダの心理学者が1977年に提唱したものです。
似た言葉に、「自己肯定感」があります。
これは、「現在」の自分に対する「価値がある」という感覚で、自己効力感は「未来」の自分に対する「できる!」という認知になります。
自己肯定感を上げることで、自分を否定せずに自分自身を大切な存在だと感じることができるようになります。
同じように、自己効力感も高まれば、何事にも挑戦しやすいし、そこから成功体験も積めるようになります。
嫌な思い、感情を抱えていたけど、「私はここで仕事を続けよう」と思えたのは、自己効力感が上がったことによる心の変化ということです。
では、どのようにしたら自己効力感がアップするのか…。
そのひとつに、「言語的説得」というものがあります。
自己暗示をかけることや、周りの人から背中を押してもらうようなことです。
つまり、言葉によって気持ちを高めていく方法が有効だということです。
今回例に出させていただいたお話は、悩みを聴いてくれる仲間が居たということです。
そして、そのお仲間は、きっと色々と励ましてくださったのだと思うのです。
まさに、相談したみなさんからいただいた言葉で、気持ちが高まったことが、自己効力感のアップに繋がったのではないかと思います。
とても、ステキなお仲間をお持ちだなぁ…、と思いました。
なに、なに???
その仲間って、「まちの保健室」のお仲間だったのですね!!!
なんと素晴らしいことでしょう☆☆☆
まちの保健室に参加して、仲間を作ることが自己効力感アップに繋がることを、心理学者バンデューラ氏に伝えないと! …ですね♪
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ニシちゃん (日曜日, 27 1月 2019 20:33)
久しぶりのまち保に参加しました。
今迄の思いを吐き出しました。
お話しが聞けてとても勉強になりました。
自分がしてきた事に間違いはなかったと認識出来た事で、自信がつきました。
そしてみんなが受け止めてくれた事で、気が楽になりました。
こらからも時間があれば、参加しますね。
こころをつなぐ平塚 (日曜日, 27 1月 2019 21:25)
ニシちゃんへ
コメント、ありがとうございました。
自信がつき、気が楽になったことは、とても良かったですね。
またのご参加、お待ちしておりますね!