今まで難題ができると、そこから逃げていたことに気づいた。
辛い思いをガマンしないで素直に伝えたら、環境が変わり、肩の荷も下りた。
全く違うこの二つの事例の共通点は、乗り越えたものがあったということです。
「人は人生の境地を知るために、3つの場を通る」という話があります。
そしてその3つの場という経験が、よりその人を強くすると言うのです。
では、3つの「場」とは、どんな場なのでしょうか?
1つ目の場は、「修羅場」です。
古代インドの仏教の神話で、阿修羅王と帝釈天の争いの場面を、その壮絶さから「修羅場」と表現したそうです。
2つ目は、「土壇場」です。
罪人の刑を執行するために、土を盛って築いた壇の場所を意味する言葉で、どうにもならない場面や最後の覚悟を迫られる局面とされています。
3つ目は、「正念場」です。
自分の性根と深く向かい合って、答えを導き出す局面です。
この3つの「場」を迎えた時に、それをどう感じ、対応し、受け止め、そこから何を学んだのかが、その人の強さに繋がっていきます。
この3つの「場」は、ビジネスの世界で良く使われる言葉ですが、人生を生き抜くためのメッセージでもあると思います。
そして、神社の境内に上がるまでの階段に、「踊り場」がありますが、この「場」は登ってきた下段を見て(過去)、そして先が続く上段を見ながら(未来)、一呼吸おいたり、今後の戦略をねるべき場所です。
そして、その壁を乗り越えようと思う時には、思考がグルグルして、精神的に辛い状態でもあると思います。
だから、一切の悩みを忘れて寝れ「ば」良い!と私は伝えています。
今日のまちの保健室では、私の3つの「場」プラス1のお話をさせていただきました。
みなさんの生きるヒントになれば、嬉しく思います。
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