9/12のまちの保健室(子どもには子どもの人生がある)

私は、育児や子育てをしている親や、思春期のお子さんを持つ保護者への講演会の際、このような質問をすることがあります。

 

「子どもの頃、どんな風に育てられましたか?」

 

この質問に関して、グループディスカッションをしてもらいます。

 

すると色々な感想が出てきて、お婆ちゃん子、親の転勤、放任主義、躾に厳しかったりと、それぞれに共感しながら結構ディスカッションは盛り上がります。

 

そして、私はいつもこう伝えるのです。

 

「結局のところ、どんな育て方をしても、それなりに子どもは勝手に育っていくのではないでしょうか?その答えが今日お集まりのみなさん方自身なのだから!」

 

確かにそうかも…と思えた方は、子育てには正解がないことに気付かれます。

 

子どもが成人しても、親子の関係というのは変わりません。


親の役目というのは、子どもが育つ環境を整えてやることで良いと思います。

 

そして子どもが成人したら、ひとりの自立した人間として尊重し、子どもの人生の一番の応援団長になることだと思います。

 

そう思える「親の覚悟」を持てたときに、子どもの成長や親子関係がプラスのサイクルになっていくのではないかと思います。


親の心得とは
子どもで「自分を評価される」と
感じなくても済む自分を築くこと

最近どうですか?(魔法のことば)より抜粋
(ここラボ宇野努のHPからダウンロードできます!)