6/26のまちの保健室(ストローク)

人が成長するには、他者との交流と刺激が必要です。


これが、人と人とのコミュニケーションです。

 

コミュニケーションでの刺激を、心理学の専門用語でストロークと呼びます。

 

頭を撫でたり、笑顔や微笑み、一緒に喜ぶなどは、相手に対して良い刺激になります。


これを、肯定的ストロークと言います。

 

ストロークには、 悪い刺激もあります。


悪口を言ったり、ネガティブな発言や叩いたり殴ったりすることです。


これを、否定的ストロークと言います。

 

良い悪いも含めて、ストロークのやり取りで、コミュニケーションは成立しています。

 

ここで知っておきたいことは、人は肯定的ストロークが不足すると否定的ストロークでそれを補うようになることです。


満たされない自分の気持ちや感情が、文句や悪口、態度までにも表れてきます。

 

今日のまちの保健室でのお話しです。

 

レジで支払いを済ませようとしていた時、お財布を落し小銭が床にバラバラと散らばってしまったそうです。その時、レジの店員は何もしないで小銭を拾い集めるその光景をただ見ていたそうです。

 

もうひとつ、こんなお話しもありました。

 

髪を10数センチ切り、カラーリングも変えてイメージチェンジしたのに、誰も気づいてくれなかった。

 

一見、全く違うお話しなのですが、この時の相手に対する感情の連鎖は、同じ「刺激」を受けています。

 

何で、ボーっとみているの?
何で、一緒に拾ってくれないの?

 

何で、気づいてくれないの?
何で、わからないの?

 

同じ「刺激」というのは、否定的ストロークです。


人はどんな時でも、肯定的ストロークが欲しいものなのです。


大丈夫ですか!
一緒に小銭を拾いますね!

 

あっ、髪切ったね!
カラーリング、似合うね!


肯定的なストロークがもらえないと、否定的なストロークで補うということは、このようなことなのです。


肯定的なストロークは、お互いを温かくします。
そして、対人関係において良い連鎖を起こします。

 

同じく否定的ストロークも、対人関係で悪い連鎖を起こします。

 

まちの保健室で、色々な宿題をお話し下さいった後、また、それに関して感じたことなどをお話しくださった後に、みんなで拍手をします。この拍手は、実は、肯定的ストロークということだったのです!

 

まちの保健室を進行して行く中で、何気ないみなさんの拍手が参加者全員を肯定的ストロークで包み込んでいると言う訳です。

 

参加いただけるみなさんのお陰で、温かい空間が作り出されることに、改めて感謝です。

 

いつも、ありがとうございます。

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コメント: 2
  • #1

    michi (水曜日, 27 6月 2018 14:56)

    昨日は疲れすぎでお休みいただきました。
    ブログを読んで、心がほっこりしました。
    いつもありがとうございます�

  • #2

    こころをつなぐ平塚 (水曜日, 27 6月 2018 15:36)

    michiさんへ
    メッセージ、ありがあとうございました。
    参加できない時も、こうしてSNSで繋がっていられることにも感謝ですね。
    michiさんのコメントに、みなさん、大きな拍手をしていると思います。
    こちらこそ、いつもありがとうございます。