子育てでも職場でも、人(メンバー)との対話が発生します。
子どもが失敗した…
仕事でミスを起こした…
このような時、失敗やミスをしてしまった相手に、みなさんは「怒っていますか?」「叱っていますか?」
「怒る」と「叱る」の違いをしっかり理解している親や上司であれば、その子どもは心に傷を持たずに成長し、その部下もいずれ上司となった時の職場もとても良い空気が流れていることでしょう。
「怒る」とは、感情を表現する喜怒哀楽の「怒」で、自分の感情を外に爆発させることです。
「叱る」とは、相手によりよい方法を教示することです。
すぐに「怒る人」は、とてもたくさんの否定語を発します。
①失敗しないようにって言ったじゃない
②そんなに慌てなくても…
③あなは人と比べて…
きちんと「叱ることができる人」は、肯定語が自然と出てきます。
①うまくできるようにしましょうね
②これからは落ち着いてやってみましょう
③自分のリズムで良いからね
どうでしょうか?
同じ失敗やミスをしてしまった場合、「怒る」はとてもネガティブ感情が生まれ、「叱る」はもう二度と同じ失敗やミスはしたくないと言うポジティブ感情が生まれてくると思います。「叱る」は、相手の失敗やミスを受け入れ、わかってあげることです。
「怒る」上司の下にいた部下は、こうすることが良い事だと勘違いして、自分が上司になった時にも同じ「怒る」を自然と悪気なく使います。
「怒る」親のもとで育った子どもは、いつもダメ出しされ自信が持てず、自己肯定感の低い人間へと成長していきます。
企業研修などでもお伝えするひとつとして、リーダーシップの源泉の話をします。
部下が上司に個人的魅力を感じていたり、一体感を抱いていたりする場合に成立する勢力で、尊敬やあこがれを感じる相手の言うことには、率先して従うといった場合のことを「準拠勢力」といいます。
この「準拠勢力」を身に付けるにはどうしたらいいか?
経営学者のPドラッカーは、こう言いました。
「マネージャーとして、始めから身に付いていないといけない資質がひとつだけある。才能ではない、真摯さ(integrity)である」
人としての魅力を高めることが真摯さに繋がり、真摯さを持って叱れば、叱られた相手もどんどんと成長していくのだと思います。
では、真摯さとは、どのように見につければ良いのでしょうか?それは、まちの保健室でのディスカッションでも、きっと身に付くと私は思っています。
そんな真摯な心を持った仲間と一緒に、今日もお祈りしました!今できることをやろう!思いは通じる!といった色々なお話があり、本日、新しいお友達が増えたことも、とても嬉しかった本日のまちの保健室でした。
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