10/19(水)のまちの保健室

 今日は、サラリーマン時代に私が体験し感じた、今となっては懐かしいお話しをしました。私がアパレル業界で仕事をしているときの出来事です。


 東京オフィスのトップとして、会社でファッションをリードする役割と実績を残してきました。そのことを気に食わない経営陣が数名いたんです。「ねたみ」や「そねみ」なのでしょう。自分の仕事上の範囲では周りから、良い企画ですね!よくこんなことを思いつきましたね!これは売れそうですね!…、こんな言葉を、商社やお取引先様、セレクトショップの企画や生産担当の方々が言ってくれました。私自身も、イタリアやラスベガスなどの展示会を周り、色々と苦労して生み出したものなので、もちろん自信も持っていました。そんな時に限って、邪魔されたり足を引っ張ってくるのが、「ねたみ」や「そねみ」を持つ経営陣でした。


 実は、私もその経営陣の1人だったのですが、最終的には外されパワハラを受けることになります。
その時は、悔しかったですね…。理不尽な言いがかりをつけられたことは、今でも忘れません。

人は、怪我をしたときの痛みは、時間とともに消えていきますが、心の痛みは簡単には消せません。

 

 心理学を勉強していくうちに、世の中の出来事や人生は、「バランス」で成り立っていることに気づきました。トップで仕事をしていたとき、いい気になって自分を過信していたのかも知れません。ある意味、調子に乗っているように見えたのかも知れません。そんな私に神様が「ねたみ」と「そねみ」の刺客を寄こしたんだと思います。今となっては、このように思うようにしています。そうすることによって、私の受けた心の痛みは、無くなりはしませんが、自分の成長には大きく必要だったと思えるようになるからです。

 

 良いことが続くとき、きっとそのプラスの大きさと同じくらいのマイナスが働いているんです。会社で大きな顔をして部下をケチらしている上司は、家では奥さんにガミガミ言われているかも知れません。電車に乗っていてやっと空いた席に座ったら、次の駅でお年寄りが自分の前に立つことになったり、日々の日常の出来事は、バランスで成り立っているもかも知れませんね。 逆に考えると、良いことばかりある人生などはありえなくて、キラキラ輝いている人も、きっと何かのバランスで輝いているのだと思います。こうした人はマイナスをモチベーションに繋げられる素敵な方です。

 

 「バランス」とは、「つりあっている」ということです。言い換えれば、調和が取れていることです。良い事ばかり起こることは、調和が取れていないことでもあり、逆に悪いことばかり起こることも調和の
取れていないことになるのではないでしょうか?そこに登場するのが、「バランス」の法則なのかも知れません。


 この法則は、その人を元の調和の取れたところに戻してくれる力を働かせるのです。その際、よく登場してくるのが、ねたみ君やバッシングさんです。調和のとれた自分に戻してもらうことはイヤではありませんが、ねたみ君やバッシングさんには会いたくないですよね。 そのための良い方法も、色々と勉強をして見つけました。

 

 それは、いつどんなことが起きても、「謙虚さ」を持つことです。褒めてもらったら、「ありがとうございます」、良い気分にしていただいたら、感謝の気持ちを持つ。みなさんのお陰です、運が良かったんです!と、謙虚な気持ちを常に持つことです。

 

 何か普段と違う事が起きたら、まず、「バランスの法則」を思い出してみてください。

 

 今まで問題にしていたことがうまく進み始めたら、今度は別のことに苦労することになった事例のお話が出てきましたので、私の体験した「バランス」のお話をさせていただきました。

 

 今日は、自分を変えたい!と思って参加してくれたお仲間や、みんなの話を聞くことで参加してくれたお仲間、こうして集まった仲間で、この時間でしか作れない、この仲間でしか語れないお話をたくさんしました。本当に、ありがとうございました。

 

次回は、11月2日(水)10時スタートです。
また、みなんさんとお会いできるのを、楽しみにしております。