『虫の知らせ』この言葉は、大概のひとは耳にしたことがあると思います。例えば、深夜に祖父の夢を見て目を覚ましたら、その同時刻に入院中の祖父が亡くなった…とか。ちょっと、オカルトチックな感じかも知れません。
虫の知らせとは、いわゆる超感覚的な精神感応(テレパシー)と言い換えることができる不思議な意識伝達のことです。
では、“第六感”とか、“以心伝心”などということは、みなさんどんなイメージですか?
これは、意思をもった“念”が、現実に起こるような感じではないでしょうか?きっとこっちの道が目的地に行く感じがする…とか、こうなって欲しいという気持ちが実際にそうなるよう感じ。
では、最近会っていない友人の事を気にかけていたら、その友人から電話が掛かってきたりとか…
ふだんは見ない朝のTVで、今日の運勢で一番いい星座が、自分の星座だったり…。自分の意思とは関係なしに偶然と思えるような出来事って、思い当たることありませんか?実は、これは偶然ではなく、あなたに対する大切な「メッセージ」なのかも知れません。
シンクロニシティという言葉を聞いたことがあるでしょうか?シンクロニシティとは意味のある偶然の一致という解釈で、全く関係のない「心と物」が偶然共振(シンクロ)することを、スイスの心理学者ユング氏が提唱し「共時性原理」とも呼ばれています。簡単に言えば自分の内の世界と外の世界が一致することをいいます。
例えばあなたの仲間のグループに、とても苦手なメンバーがいたとします。そしてあなたは「その苦手な人と一緒に過ごす事は嫌だなぁ。どこかに行ってしまえばいいのに」と思ったとします。これがあなたの内の世界(あなたの思考)です。そして数か月後、「その人は夫の転勤で引っ越ししてしまった」ということになれば、これが外の世界(現実)になります。あなたの思いと外の世界が一致したことになります。シンクロニシティは心が発信源となります。だから、思いは必ず通じるというのかも知れません。これらは、科学では証明できないことですが、心理学では「トランスパーソナル心理学」という分野があります。みなさんには、スピリチアルという言葉の方がなじみがあるかも知れません。
今日は、お母さんの思いが伝わって娘の意識が戻ったお話しが出ましたので、このような内容のブログとなりました。「あぁ、わたしはお味噌汁を味わっているんだ…」看病で疲労困憊な中、意識を自分に戻せた瞬間、意識不明だった娘さんに集合無意識を伝わってお母さんの気持ちが伝わったのだと思います。素敵な母子愛のお話を、ありがとうございました。
次回のまちの保健室は、10月19日(水)です。みなさんに会えることを楽しみにしております。
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