8/4(木)のまちの保健室

 みなさんは「絶対にあの人を許すことができない」という人はいらっしゃいますか?
 私がサラリーマン時代の時の部下の女性が、「日本が銃を撃って人を殺しても無罪になるという法律があれば、銃を向けたい人がいる」と言っていたことがあります。そうとうイヤなことを体験したのだと想像しましが、許せない人がいるということは、復讐心を生み出します。でも、ほとんどの方は実際に復習しに何か行動に移すことはなく、その復讐心と一緒に生活をします。許せないということは、怒り、悲しみ、寂しさ、恨みつらみ、傷心などを、ずっと持ち続けるということです。その結果、自分を被害者の立場にして、許せない人を加害者にします。そして、「あなたのせいなのよ」と無意識にずっとずっと加害者に語りかけます。そうです、許せないのではなくて、「許したくない」のです。許したくないから、ずっとその時のイヤな感情を手放さないで、「あなたのせいよ」と持ち続けるのです。精神衛生上、あまり好ましくないと、私は思います。
 怒りは第二感情だと、心理学では言います。許せない出来事が起こったとき、どうして「怒り」の感情が出てきたのか?本当は、「私のことを理解してもらいたかった」「私の状況をわかってもたいたかった」という「期待」した感情が自分にあったと思います。これが、第一感情です。
 理解してもらえなかった…、わかってもらうことができなかた…、これは誰でもショックで残念なことです。とてもつらい状態ですし、気分も決してよくありません。ここで復讐心を生み出し、復讐心と一緒に生活を始めると、全てうまくいかないことを「復讐心」のせいにしてしまいます。せっかくの人生を、自ら不幸なものへと導きます。では、どうしたら良いか!今日のまちの保健室でも、「出来事の視点を変えてみる」「感謝をしてみる」など、色々と出てきました。
 私が思う最善策は、まぁ、何と申したら良いのでしょう~、簡単にいうならば、「まちの保健室」に来てみることですかね!?この場は、本当にたくさんの気づきが生まれます。そうすると、持っているもの、しがみついていたものを「手放す」ことに気づかせてもらえる可能性があります。例えば、「復讐心」を手放すことの方が、これからの人生に良いかも…と気づく可能性があるということです!

 ちなみに、私の部下であった女性ですが、仕事はこなす方でしたが、メンタルの部分では人の欠点に焦点をあててコミュニケーションを取る傾向があり、幸せな生き方をしているとは言い難い、不幸な生き方を自ら選択していたのだろうな…と今となっては感じます。その部下には、幸せになっていて欲しいと思うばかりです。
 今日のまちの保健室も、新たしい出逢いがありました。本当に感謝です。集い、学び、繋ぐを信念としての活動ですが、少しでもみなさまのお役に立ててたならば、嬉しく思います。

 次回は、8月24日(水)10時からです。少し、次回まで日程が空きますが、その間にあった出来事やお悩みをお持ちくださいね!お待ちしております(^^)/